奇跡だね

今日、高校の頃からの付き合いがある友達と二年ぶりにご飯に行ってきた。

 

上の子が一歳の時に一度ご飯に行ったっきりで、久しぶりのご飯。待ち合わせ場所で待っていると、店の向こうの横断歩道から、0歳児を抱えて、上の子と手を繋いでこちらへやってくる友達が目に入った。

 

上の子に「久しぶり。おばちゃんのこと分かる?」と聞くと、小さく頷いてくれた。何歳になったのか質問すると元気よく笑顔で「さんしゃい!!!」と教えてくれた。なんだか胸の奥がキュンとして、顔が溶けてなくなってしまった。

 

ランチを食べる最中も、トマトが食べられることを教えてくれた。おばちゃんはトマトが嫌いです、というと「ええ!!トマト食べられないのぉ?」と若干呆れられた。すまない、情けない大人で。昨日から大嫌いな納豆を食べ始めたからどうか許してくれないだろうか。

 

下の子はほっぺたが餅みたいで本当に天使かと思った。眠たくてぐずっても可愛いし赤ん坊は宝ですね。きっと、私が他人だから尚更そう思うのかもしれない。こんなにかわいい宝物みたいな存在を、二人も命を懸けて産んだ友達のことを心の底から尊敬するし、強い女性(ひと)だなと感動する。大事な友達の大事な子供だから、私も大事にしたいって自然に思った。もちろん、他人には変わりないから私がしてあげられることは限られてるし、ほとんど無力に近いのかもしれないけど、友達がら疲れた時に暇になってあげるくらいはいつだってできる。

 

子供たちが大きくなったら車で遠出したいね、って話も出たし、頑張って脱・ペーパードライバー!だね。

 

私のコピーペーストされたような代わり映えしない毎日にも、小さな奇跡と触れ合う機会があるなんて幸せ者だと思う。全世界の母親と子供がどうか健やかであるように願うばかりである。

 

 

以上